目の疲労は視力低下や頭痛、肩こりなどの体全体に悪影響を及ぼします。

目の疲労は視力低下や頭痛、肩こりなどの
体全体に悪影響を及ぼします。

猛暑が続いていますが、
健康管理には十分に気を付けたいものですね。

この暑さで肉体的、精神的に疲労感を感じている人も
多いのではないでしょうか。
さらに夜になっても気温が下がらないことから
寝不足気味になります。

これらは思った以上に目の疲れにつながります。
疲れ目を引き起こす主な要因として、
◆肉体的、精神的疲労や睡眠不足
◆パソコンなどのOA機器をよく使う
◆度が合わないコンタクトレンズやメガネを使用している
◆ドライアイ

疲れ目はなぜ起こるのでしょうか？

ものがかすんで見える、目に疲れや痛みを感じるなどの
疲れ目の症状、これらは毛様体筋に蓄積された
疲労が原因です。

近くのものを見る毛様体筋は、焦点を合わせるために
緊張状態になっています。
そのため、近くのものを見続けていると
なかなか緊張がとけないため、疲労が溜まってしまうのです。

仕事やリラックスタイムに、パソコンのモニターや、
テレビの画面を長時間見続ける機会が多い現代では
目に疲労が溜まりやすくなっているのです。

疲れ目の種類、「眼疲労」と「眼精疲労」

「眼疲労」は書類や本を読んだり、パソコンの画面を
長時間見続けるなど、目を使った作業が増えることで
起こる一時的な疲労です。
目がしょぼしょぼしたり、ピントが合わなくなったりしますが
作業を中断して目を休ませることで治ります。

「眼精疲労」は眼疲労を繰り返すことで起こる症状です。
こうなると少しの休憩では目の疲れが取れません。
肩こりや頭痛などの２次的な症状が現れてしまいます。

ドライアイも疲れ目の原因に

ドライアイは、目の表面を覆う涙の量が減ったり
涙の質が変化することで目が乾いた結果、
目に疲れや痛みを感じる病気のことです。

涙の量が減ると、目の表面を十分に保護することが
できなくなるため角膜に傷がつき、最近に感染してしまう
恐れがあります。そのため、疲れ目を解消するには
乾燥を防ぐことも必要なのです。

自分でできる疲れ目のケア

疲れ目の解消には、目の筋肉をほぐし、
血行を促進させることが効果的です。
目の疲れはなかなか気付かないこともあります。
デスクワーク中は、目安として１時間に１回は、
作業を中断して、手軽にできるツボマッサージで
目を休ませてあげましょう。

また、時間がある時には、
冷やしたタオルや蒸しタオルを当てて目に刺激を与えるのも
効果的です。
血行がスムーズになるので、
目の筋肉に酸素や栄養が届きやすくなり
目の疲れが和らぎます。

マッサージの手順としては

１、最初に眉間から額にかけての部分を、
指の腹でよく摩擦しておきます。

２、次に、四白というツボ（目の下２センチのところにある
へこんだ部分）を中指か人差し指で押しながら、
丸く円を描くようにもみほぐします。

３、まぶたの上のへこんだ部分に人差し指から小指までの
指をそろえて、眼球を包み込むようにグッと押さえます。
力を入れたり緩めたりすると効果的です。

４、最後に脚のツボを刺激します。
外側のくるぶしの１５センチくらい上にある
光明というツボを、指の腹を使って強めに押しましょう。

目薬を使って目に潤いを補給

目薬を使って目の乾燥を防ぐことも疲れ目のケアには重要です。
目薬をさす前は石鹸できれいに手を洗います。
その後、顔を上に向けて、中指で軽く引いた下まぶたに
１敵落とします。
点眼した後は、１～２分ほど静かに目を閉じておくと
目薬の成分が行き渡るので効果的です。
目からあふれた薬液は、そのままにしておくと
かぶれの原因になることもあるので、清潔なティッシュで
拭き取ってください。

※目薬を使用する際の注意！
目薬の容器の先にまつ毛や目が触れると雑菌が入る可能性が
あるので、触れないように注意が必要です。
また、同じ症状であっても、
複数人で目薬を使いまわすのは厳禁です。
目薬を介して目の病気に感染するおそれがあります。

コンタクトレンズを使用している場合は、レンズの種類によって
使用できる目薬が異なるので、
店頭で薬剤師または登録販売者に相談してください。









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